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【現役エンジニアが実践】生産性を高めるChatGPT活用方法

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Crunchtimer株式会社

著者:クランチタイマー株式会社

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クランチタイマーはアプリ・Webサービスなどの開発を手掛けるWebデベロッパーです。ブログ記事ではロジカルで最適な手法を伝え、課題解決の手助けとなる情報を惜しみなく提供していきます。



「コーディングの効率を上げて、もっと生産性を高めたい」

「話題のChatGPTを開発業務に取り入れたいけど、活用方法が分からない」

ChatGPTを開発業務に取り入れるにあたって、このように悩んでいる方はいらっしゃいませんか?

エンジニアとしての作業効率をアップしたいと考えるのは当然のこと。

技術の進化に合わせて、さまざまなツールやサービスが日々登場しています。

本記事では、エンジニアである私が実際に使ってみて、非常に効果を実感できたChatGPTの活用方法についてご紹介します。

ぜひ最後までご覧ください。

ChatGPTとは?

ChatGPTは、OpenAIによって開発された大規模な言語モデルで、GPT(Generative Pre-trained Transformer)のアーキテクチャに基づいています。

このモデルは、大量のテキストデータを使用して学習されており、ユーザーからの質問にテキストで返答する能力を持っています。

ChatGPTの主な特徴は以下の通りです。

1.大規模な学習データ

インターネット上の膨大なテキストデータをもとに学習しているため、幅広いトピックについての知識を持っています。

2.文章生成能力

ユーザーからの質問や指示に基づき、文を生成する能力があります。

コードなども生成してくれるため、コピーして使用することも可能です。

3.多様な応用

会話的なインターフェースを持つため、質問応答、文章の補助、情報の検索など、多くの応用的な活用をすることが可能です。

ただし、ChatGPTは完璧ではありません。

特に最新の情報やネット上に存在する情報量が少ないトピックについては、誤った回答が返ってくる可能性もあるので、情報を信じすぎないように注意が必要です。

エンジニア業務でのChatGPT活用方法

1. コードのバグ修正

バグが発生している箇所の特定や解決は、エンジニアの大きな時間を占める作業の一つです。

特に複雑なシステムや大規模なプロジェクトにおいて、一つのバグの原因を追い求めるのに何時間もかかることが珍しくありません。

ChatGPTを活用することでこの時間を大幅に削減し、大幅な作業の効率化を図ることができます。

1-1.エラーメッセージの解読

プログラミングにおいて、エラーメッセージは必ずしも明確でないことが多いです。

特に駆け出しエンジニアやプログラミング初心者にとっては、エラーメッセージが示す内容を正確に理解するのは難しいと思います。

そんな時にChatGPTにエラーメッセージを入力するだけで、そのエラーの意味や原因、そして関連する背景知識を提供してくれます。

エラーメッセージ

1-2.解決策の提案

バグ修正には、複数の解決策が存在することが多いです。

ChatGPTは共有されたバグの内容を理解し、最も適切な解決策やアプローチを提案してくれます。

また、エンジニアが考慮していなかった新しい視点や方法を提供してくれる場合もあります。

解決方法の提案

1-3.コードの挙動の分析

コードが期待通りに動かない場合、その原因を特定するのに非常に時間がかかることがあります。

ChatGPTにコードの一部や動作環境、期待する挙動と実際の挙動を説明することで、潜在的な原因や問題点を指摘してもらうことができます。

解決方法2

2. コードレビュー

作成したプログラムのコードをChatGPTに貼り付け、コードレビューを依頼することでセルフレビューすることができます。

そのため、チームメンバーにコードレビューを依頼する際のコードの質を高めることができます。

コードレビュー

3.英訳、和訳をサポート

最新の技術やツール、手法に関しての情報を収集する際に、英語のドキュメントを正確に理解することは、プロジェクトの成功に欠かせないものとなっています。

しかし、英語の技術文書は専門的な知識を伴うため、単純な翻訳だけでは十分に理解するのが難しい場合があります。

ChatGPTは、英文を正確に日本語に翻訳するだけでなく、背景知識や文脈に基づいた解釈を提供してくれます。

これにより、文書の正しい意味やニュアンスをより正確に読み解くことが可能です。

また技術文書だけでなく、フォーラムやQ&Aサイト、GitHubのissueなど、様々な場所で英語でのコミュニケーションが求められることも。

ChatGPTを活用することで、質問のフォーマットの提案や返答の翻訳などのコミュニケーションもスムーズに行うことができます。

4. アイデアのブレインストーミング

エンジニアやデザイナー、プロジェクトマネージャーなど、新しいプロジェクトや機能の開発に携わる多くの専門家が、初期段階で直面するのがアイディアのブレインストーミングです。

この過程で出てくるアイディアや提案は、プロジェクトの方向性を大きく左右する重要な要素となります。

ChatGPTを活用することで、このブレインストーミングの質を向上させ、より多角的な視点からのアイディアを得ることが可能です。

4-1.新しい視点の獲得

ChatGPTは、膨大なデータと知識に基づいて回答を行います。

これにより、専門家の間で一般的に考慮される解決策だけでなく、異なる分野や背景からのアイディアも提案することができます。

例えば、ある業界でのベストプラクティスや過去の事例を参考に、新しいアプローチの提案が可能です。

ブレスト

4-2.迅速なフィードバックの受取

ChatGPTを活用すれば、アイディアや提案に対して即座にフィードバックを受け取ることができます。

この素早いレスポンスは、アイディアの試行錯誤を効率的に行うための強力なツールになります。

ブレスト2

5. 学びの効率化

これまで新しい技術について学ぶ際は、書籍やドキュメント・チュートリアルを探し、読み進める時間が必要でした。

しかし、ChatGPTを用いることで、特定の質問や疑問点に即座に答えを得ることができます。

このスピーディな情報アクセスは、学習の初期段階でのモチベーションの維持にも大きく貢献してくれます。

例えば、「PHPでの状態管理で最も良い方法は?」といった質問に対して、現行のベストプラクティスや複数のアプローチに関して情報を提供してくれます。

学びの効率化

まとめ

急速に変化していくIT業界の中で、エンジニアとして競争力を保持し続けるためには、作業効率の向上が必須になります。

エンジニアとしての作業効率を向上させるためには、日々のタスクや問題解決においてChatGPTのような高度なツールを活用することが非常に有効です。

最先端の技術を上手に活用することで、より効果的でハイクオリティな作業を実現しましょう。

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筆者

小林 翔

ジムトレーナーから転職し、クランチタイマーでエンジニアをしています。Laravel、Vue.js、Next.jsなどのフレームワークを使用したWebアプリケーション開発やWordPressを使用したWebサイト制作の経験があります。 これまでの開発を通じて学んだ知識を分かりやすく皆様にお伝えしてまいります。

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